ハタチの頃、レンタルビデオ店でバイトしていた時のネタです。
今でもその話をすると
「あー、わかるかもー!モテそうだもんねー!」って言われます。
そのネタとは・・・

とあるバイトの日、レジでいつも来る常連客に「二十四の瞳」のビデオを貸し出した時のことです。
そのお客さまは手に真っ赤な封筒を持っていたのが印象的でした。

それから約3時間後。
ビデオを見終わったであろう時間に再び、そのお客さまが現れました。
ビデオを返却しに来たんだなと思ったその手にはビデオと共に先ほどの真っ赤な封筒がありました。
ボクはピンときました!
いったん家に帰ってビデオ見るならその封筒は置いて来ればいい。
わざわざ持ってくるということは
それはこの中の誰かに渡すつもりなのだろうと。

その日のスタッフはボクを入れて4人。
結婚しているイケメン男性の店長以外のアルバイト3名はボクを入れて男性が2人、女性が1人。
なるほどなーって気づいちゃったボクはワクワクして、気を利かせて溜まった返却ビデオを棚に戻すためレジカウンターを離れました。
数分後、店長がレジカウンターから大声でボクを呼んでいます。
「冨樫、コレ-!」っと挙げている
手に持っていたのは!!!

えーーーーー!!!!!
オレかよーーーーー!!!!!
だって、その真っ赤な封筒持ってたのってこんな感じの男の人だったんだよー(笑)

いまみたいにオネエなんて言葉も浸透していない時代にそっち側代表と言えばお〇ぎとピ〇コですよ。
相手が【佐藤かよ】だったらもしかしたらもしかしてたかもしれません(笑)

ニタニタしながら早くそのラブレター開けてくれよという店長達に囲まれて開けてみると
とても可愛らしい女の子っぽい字で丁寧に
「あなたが好きです」と
「私はゲイです」が
ハッキリと書いてありました・・・
今なら受け入れることはできないけど友だちくらいにはなれると思いますが田舎者で恋愛経験も少ないハタチのシャイガイなボクにはショックが大きすぎる出来事でした!
その後、書くのもグロイ、ご想像にお任せするような酷い夢にうなされて、寝込んだのは言うまでもありません(笑)
その後、若かりしボクは、優しく断ってあげることもできず3か月ほど放置していましたが、おそらく勇気を振り絞って来たであろうその彼をギラッと睨みつけてしまい一人のお客さまを無くしてしまったのでした。
ちゃんちゃん♪
っと、実はその数か月後に奇跡の再会?
ばったり見かけた出来事があったのですが
それはまた今度ということで。。。
