【わたシゴト_05】札幌中央郵便局 マーケティングを学ぶ

札幌中央郵便局 法人営業 日本郵便 郵便局

【もくじ】わたシゴトシリーズ 職の履歴書

2017.06.01

【わたシゴト_04】函館中央郵便局 営業企画という何でも屋でした

つづきです

2度目の函館脱出。

また【0ゼロ】が増えました。

【1,000千円】⇒【ひゃくまんえん】に慣れたと思ったら、【1,000,000千円】⇒【じゅうおくえん】とスパッと読めずに、毎回指折り数えてた気がします(笑)

異動した先は

札幌中央郵便局  法人郵便課

企業に郵便サービスを利用してもらうことがミッションでした。

郵便サービスってめちゃくちゃ複雑なんですよ。

だから利用者はもちろんですが、社員でも知らない人が多い(笑)

ってゆーか、関係する部署の人以外はほとんどの人が知らない
(うる憶え、よく分かっていない)。

だから、大口差出する企業の対応をする部署って感じです。

国営会社で郵便法や信書というガードで守られていた郵便物。

黙っていても定期的に【郵便を出したい】というお客さまがいました。

1995年、Windows95が発売されて世の中にインターネットが広まり、電子メールが郵便をじわじわと浸食してきました。

さらに1997年、クロネコヤマトがメール便サービスを開始すると、ゆうメール(当時は書籍小包とか冊子小包という名称だったかな)がどんどん減少していきました。

法人営業マーケティング研修

ハッキリとした数字は覚えていませんが、一年間の郵便物の取扱数が全国で286億通だったのが、ボクが辞める頃には230億通くらいまで減っていたと思います。

そんな時、【待ちの営業】から、お客さまが郵便を出したくなるような【提案型営業】が必要だから、社内で専門家を育てようという動きがありました。

ま。威勢と成績の良かったボクは順当に候補生として選ばれ研修に参加しました。

長野県にある郵政の研修施設で合宿研修に参加しました。

はじめて【マーケティング】というコトバを聞いた時でした。16、7年前だったかな。

FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)
FFP(フリークエント・フライヤー・プログラム)
CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)
DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)
デシル分析
SWOT分析
パレートの法則
1:5の法則
CPO(コスト・パー・オーダー)
ROI(リターン・オン・インベストメント)
RFM分析
1to1マーケティング
AIDMA
アップセル
クロスセル
GIS分析
ハウスリストの作り方
ブルーオーシャン戦略
LTV(ライフ・タイム・バリュー)

パパッと思い出した用語だけ書いてみたけど、こんなことを徹底的に叩き込まれた合宿でした。

今はそんなことやったら大問題になってるかもしれないけど、当時は東京国立市にある研修所で0泊5日の過酷な研修もありました。

0泊と言うのは睡眠時間が5日でトータル5、6時間しか寝れなかったから付いた異名です。

正規の勤務時間の9時~17時は座学やグループワークを行い、17時以降は食事と風呂以外は消灯時間の22時までは自主研修と言う名の追加グループワーク。

グループワークの成果発表のプレゼンは翌朝行われるので、グループワークのプレゼン資料を深夜にもくもくと作り込み、翌朝プレゼンして見事撃沈して、そこからまたグループワークと作り込みが延々と5日間続く過酷な研修でした。

研修中はツラかったけど、終わるととっても充実感でいっぱいで超刺激的でした!

マーケティングにハマる

営業がもっともっと好きになりました。

研修から帰ってくると【企画書】をたくさん作りました。

どんなにいい企画書を作っても、すべてのお客さまが聞いてくれるわけじゃありません。

聞いてもらえるために話の導入のきっかけとなる話題の運び方など、非常に苦労したのもいまではとてもいい経験になりました。

【いい企画書】と書きましたが、もちろん聞いてもらった上で、いっぱいダメ出しもされましたよ。

成功ばかりじゃありません。

アイディアは面白いけど費用対効果が合わないとか、アイディアだけ取られてチラシでやられたとか、クロネコメール便でやられたとかってこともありました(笑)

そもそも企画自体にダメ出しされたことも多々あります。全然業界のこと分かっていないくせにって。

もちろんボクのリサーチ不足やスキルが足りないためでした。

そんな中でも、興味を持ってくれてネタ(顧客データや売上データ)を提供するから、企画提案してよってお客さまにも恵まれて、いろいろ提案させてもらったこともありました。

自分で外に出てお客さまを見つけて話を聴いてもらうのが楽しくて楽しくて、こんなことできたら面白いかも?ってヒントを見つけては、次回企画をまとめて持ってきますみたいな充実した毎日でした。

一つ一つの成果が自信へと繋がっていきました。

10万人顧客リストから1万人にDMを出したいって言ってるお客さまに、5000人でいいんじゃない?って提案したら驚かれました。

1万人と言うことはハガキ50円なら50万円の売上になるのに、半分の25万円分の企画しか持ってこないって売上欲しくないの?【おかしな営業マンだね】って(笑)

もちろん売上は欲しいけど、自分の売上のために必要以上に利用してもらうよりも、きちんと成果のある利用をしてもらって、継続してもらうことの方が大切だと感じていました。

ダイレクトマーケティングを学び、【関係性を築く重要性】について薄っすらと気づき始めたのもこの頃だったのかもしれません。

長くなったので、この辺で。

札幌中央郵便局編はパート2に分けますね(笑)

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2017.06.01

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記事を書いてる人
とがし だいすけ 冨樫 大助 詳細プロフィール →
職業は『伝わる販促の専門家 』。マーケティングコンサルタント / 集客セミナー講師 / ミラサポ派 遣専門家 / 筆文字書家 / イベント企画 / シェアオフィスを運営。検索 [北海道 SNSセミナー 講師]・[北海道 SNS コンサル] で最上位。売り手の言いたいことと消費者の知りたいことがマッチしないと売れない。伝わる販促とは、消費者目線での価値を伝えること。必要な時にあなたから買いたいと思い出してもらえる [頼りになる身近なあの人] になるための、ご縁を育むマーケティングを追求しています。

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