【わたシゴト_14】豊平郵便局 販売促進セミナーの主催

豊平郵便局 リバースエンジニアリング 商売繁盛セミナー 販促セミナー リバエン

【もくじ】わたシゴトシリーズ 職の履歴書

2017.06.01

【わたシゴト_13】北海道法人郵便営業本部 他社に決まっていた1800万円の仕事をひっくり返した件

つづきです。

自分のやりたいことをやりたかったら結果を出すこと

外務員のやる気を引き出すんだ!って息巻いて異動してきましたが、そう上手くは行かないもんです(笑)

ボクの仕事は豊平郵便局の目標を達成するために、その時期に応じた計画を立てて実行すること。

目標はボクが一人で外出して稼げば到達できる数字じゃないし、社員全員で取り組まなければいけないので、全員が動けるような仕組みを作っていくこと。

ペース掴むまで3ヶ月は毎日残業と土日もこっそり出勤してました

郵便局に限らずどこの企業もやってると思うけど、計画立てるとなったら実行する数か月前から立てるもんですよね?

4月1日に異動してきたら、4月、5月、6月くらいまでの計画は立っているもんだけど、それをボクが一(いち)から練り直すことになった。。。

見たことも無い数字とにらめっこしながらいろいろ案を出してはダメ出しされて・・・

部下も上司もいて、会議やミーティングで日中はデスクワークに集中できる時間をなかなか確保できず、6月くらいまでの3カ月は帰宅が毎晩22時とか23時。終電を逃しタクシーで帰ったことも。

土日もほぼ休まず働きまくってやっと追いついた感じ。

この3カ月に費やした時間のおかげかな?少しづつ局長の信頼を積み上げたんだと思います。

夏が終わる頃には、ボクの立てた計画が微調整されることはあっても、まったく別の方向性に修正されることはありませんでした。

イイと思った企画をどんどん実行できるようになった。

外務社員のやる気を引き出すのが難しい2つの理由

目標を達成するためには外務社員のやる気を引き出すのは必須。

誤解のないように書いておくけど、やる気ある人もいっぱいいるんですよ。

そうじゃない人の方が多かったってだけで(笑)

これが原因って一概に言えるものはないし、いろいろな要因があるんだろうけどね。

ボクが感じていたのはこの2つ。

労働組合が強い(笑)

集票マシーンって言われるくらいだもんね。

あくまでも私見ですけどってことわった上で書くと、何十万人って社員がいるから全員が同じ理解をできていることなんて困難なのはわかる、それでも現場の社員は労働者の権利を誤解しているんぢゃないか?って思ってました。

ちなみにボクは共感できなかったので組合には参加していませんでした。

やらなくてもクビにならない。

クビ(解雇)は大げさとしても、降格や異動に対して慎重な会社でした(組合が強いってのも影響してると思うけど)。

年末の一大イベントである【年賀葉書】は、仕分け作業は所属部署の垣根を越えて全社員で協力して準備するのに、【販売】となると非協力となる。非協力って表現がそもそも不適切かな。

「協力」って時点で自分事だと思ってないってことだもんね。

【誤配をせずに1秒でも早く配達を終わらせること】が自分の最大のミッションで、それに関係すること以外のことには無関心という印象でした。

郵便屋さんなのにたったの1枚も年賀葉書を売らない社員がいる。

えっ?自分でも1枚も差し出さないのかな?ってさ(笑)

ま。極端な例ですけど、そんな正社員が本当に存在するのも事実。

全社員の士気向上

全体的に社員ひとり一人の成果の底上げをすること。

ボクがやったことは【情報開示】と【褒める】ということでした。

例えばレターパックの販売を強化するために、購入してくれている企業の業種をリサーチして、区内のリストから同業種をセグメントして、外務社員へ情報を提供(情報開示)する。

情報をもとに成果を上げてきた社員にインタビューして、どうやった売ったか?を社内報で回覧し、さらに掲示版に貼り出し(情報開示)、所属長から褒めてもらう。

社員の成果を写真を撮って見えるように社内報を作ったのは効果がありました。

写真を撮る時は照れくさいからイヤだと言っていた社員も、いざ貼り出されると周囲からイジられたり、注目されたり、褒められたりして満更でもない(笑)

人は褒められると嬉しいしモチベーションが上がるんだって言うことを、自分自身の経験と学びから感じていたので、ボクが褒めるのではなく、上司や身近な仲間から褒めてもらえるように賞賛される記事を社内報というカタチにして表現しました。

効果は数字にも表れました。

とある商品では一人当たりの成績が平均で前年比130%に伸びたり、成績ゼロ者が前年比50%減になったり。

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みんなやらないんじゃない。

やり方を知らないだけだ。

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販売促進セミナーを主催

初めからできる人なんていないもんね。

そう思って、【売り方】がわかる情報を社内報や掲示板を活用して常に発信した。

営業未熟な社員教育をして底力をあげようと思って【販売促進セミナー】を企画。

豊平郵便局 リバースエンジニアリング 販売促進セミナー

2年連続で豊平区内の小売業やサービス業をターゲットに集客して、営業マン時代にずっと好意にしてくれたコンサルタントや取引先の社長に講師をお願いしてセミナーを開催しました。

豊平郵便局 リバースエンジニアリング 販売促進セミナー

郵便局ってこんなこともしてるんですね?って言われました。

たしかにこんなこと、いち郵便局で企画したのはボクだけでしょう。

フライヤ作って、ターゲット企業リストアップして、外務社員に集客の営業してもらって、ポスター作って、窓口ロビーの目立ちやすいところに貼って20社くらい集客。

などなど。

自分が経験し、学んできたマーケティングの知識やスキルは社内に向けても通用するんだなと感じました。

外務社員の営業意欲を掻き立てるためのプロモーションを企画実行することで、全員が変わっていったわけじゃないけど、もともとやる気のあった人たちが【売り方】を知ることで、実績があがるようになってきました。

長くなったのでパート2へつづく。

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2017.06.01

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記事を書いてる人
とがし だいすけ 冨樫 大助 詳細プロフィール →
職業は『伝わる販促の専門家 』。マーケティングコンサルタント / 集客セミナー講師 / ミラサポ派 遣専門家 / 筆文字書家 / イベント企画 / シェアオフィスを運営。検索 [北海道 SNSセミナー 講師]・[北海道 SNS コンサル] で最上位。売り手の言いたいことと消費者の知りたいことがマッチしないと売れない。伝わる販促とは、消費者目線での価値を伝えること。必要な時にあなたから買いたいと思い出してもらえる [頼りになる身近なあの人] になるための、ご縁を育むマーケティングを追求しています。

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