【わたシゴト_16】豊平郵便局 ピュアタイム化粧品(現:SIRACA化粧品)時田正宏さんとの出逢い
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つづきです
【せどり】って知ってますか?
リサイクル本屋さんで買い物カゴ満杯に本を買い漁ってる人を何度か見かけたことあるんだけど、たぶん【せどり】してる人だと思うんだよね。
どの本が人気があるのか?調べられるアプリもあるらしく、スマホ片手に調べながら物色してる人を見かけたことあります。
慣れてくると背表紙のタイトル見ただけで、リサイクル売価よりも高値で転売できる人気作かどうかわかってくるらしい。
こうしてリサイクル本屋で買い漁ってはオークションサイトで転売して生活している人が世の中にはいるらしいですよ。
正直、そんなに売れるもんかな?買う人いるわけ?って思うんだけどさ、実際に発送物としてそこそこな量があるんですよねぇ(^^;;
そして、オークションで発送をしている人は店舗を構えていなくて、自宅でPC一つで売買している個人が圧倒的に多いので、営業マンがお客さまを見つけることは困難というかほぼ不可能に近いんです。
外務社員をアンテナにする
毎日郵便物を配達している外務社員に、【目】となってもらい、配達途上で見かけた配送物の営業とっかかりになりそうな情報提供してもらおうと用意したのがこちら。
飲食店などで注文伝票を挟むバインダーです。
外務社員が腰に巻いてるバッグの中に情報提供用のメモ帳を持ってもらおうと思った時に、紙(メモ帳)だけでは折れ曲ってしまうので用意したモノです。
たしか一つあたり180円くらいしたと思います。
たったの5、6万円だけど、局長に稟議回して決裁もらって、あちこちに根回しして予算回してもらって、約200名いる外務社員全員に持ってもらうためにお金を工面するのにかなり苦労した記憶があります(汗)
中身は情報提供カード(メモ帳)。
営業に慣れていない外務社員はどんな情報が営業に役立つのか気づいていない(知らない)んです。
だから、こんな情報を見かけたら教えてねって言うのがこのカードの目的。
眠れる獅子へのメッセージ
でもね、こんなバインダー持たされたからって、簡単に情報が集まるワケじゃない。
それでも1件の多くの情報が欲しかったし、一人でも多くの外務社員の心に火を付けたかった。
眠れる獅子に起きて欲しかったから左側にこんなメッセージを付けました。
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眠れる獅子よ、今こそ目覚めよ!
宅急便の生みの親でヤマト運輸の2代目社長、故 小倉昌男氏は、その昔、とある商業誌で郵政のことを「眠れる獅子」と表現したことがあります。
郵政のネットワークや転居届による配達力には到底かなわない。
我々が猫ならまさに郵政は獅子だと。
しかし、郵政は「眠れる獅子」で、せっかくのネットワークも組織力も活かせてない。
「郵政が“配達しか”やらないうちは我々が負けることはない。どうにかいつまでも眠っていて欲しい。」と言いました。郵政の配達力を認めていながらも、負けることはないと思われているんです。
これを読んで少しでも悔しいと思ったあなた。
今日から始められる一歩があります!郵便の営業は集配の配達力の賜物です。
みんなが雨の日も風の日も雪の日も道路がグチャグチャで大変な日も一生懸命配達してくれるからこそ、営業マンは自信を持って郵便を勧めてくることができます!
スマートホンがすっかりインフラとなった今、マンションの一室や一軒家など営業マンでは到底見つけられない場所から思わぬ荷物が出ている現状があります。どうか皆さん!
営業に情報をください。
皆さんが気づいた時にすぐ情報カードを記入できるよう、このホルダーを用意しました。
書留カバンに入れて持ち歩いてください。
よろしくお願いします。最後まで読んでくれてありがとうございます。
これがあったからかどうかはわかりませんが、200人もいて1日1件って言ったら、少ないかも知れませんが、【情報提供】と【褒める】を徹底して実行した結果、豊平に来て1年が経つ頃にはホントに少しづつですが、外務社員からのリアクション(情報提供)も出てきたと感じていました。
迷ったらどちらが儲かるかでなく、どちらが楽しいかで選ぶ
日々の仕事はホント充実していたんですよ。
でも、定年まで勤めることを想像すると、やっぱ無いよぁ…
それなりのやりがい?も薄っすらと感じなくもない…
ただし、管理職となり責任と言う名のリスクの大きさと年収・単身赴任生活という置かれる環境を天秤にかけた時に、単身赴任生活してまで管理職になりたいなんて、まったく思えないし、退職までに自分のゴールはなんとなく想像できるし、その間の年収も退職金もある程度想像できる。
・割に合わない
・楽しさをまったく想像できない
・イキイキとしている憧れる上司に出会ったことがない
・現状維持のまま退職まで過ごすのも現実的ではない
【迷ったらどちらが儲かるかでなく、どちらが楽しいかで選ぶ】
エクスマセミナーで何度も聴いたことがあるコトバが心の奥底で揺さぶってくる。
郵政で定年を迎える自分を想像していないけど、辞めて何するかも想像できていない。
常に考えていたわけではないけど、どこかしらモヤモヤはしていました。
そんな時にとある事件が起きました。
結果的にコレが辞める原因というか、気持ちに踏ん切りが付いて背中を押したのは事実です。
つづく。
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